念珠
ねんじゅ異読 ねんず
名詞
標準
rosary
文例 · 用例
しかるに現在では細長い日本島弧の上に、言わばただ一連の念珠のように観測所の列が分布しているだけである。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
右手に燻りかえる安線香の束を持ち、左手に念珠を掛けながら、膝頭をガクガクさせて「南無南無南無」と言うばかり。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
これは共通な感じを糸にしていろいろの景物を貫ぬいた念珠のような形式である。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
正面には弘法大師の掛軸、その前にお納経の帳面、御燈明、線香、念珠、すべてが型の通りであったが、驚いたことには、右に大形の五十銭銀貨が十枚ばかり並べてあり、左に護摩水の一升罎が置いてあった!
— 種田山頭火 『遍路の正月』 青空文庫
帝は太祖の皇孫と生れさせたまいて、金殿玉楼に人となりたまいたれども、如是因、如是縁、今また袈裟念珠の人たらんとす。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
ゆるらかに幾尺の水晶の念珠を引くときは、ムルデの河もしばし流をとどむべく、忽ち迫りて刀槍斉く鳴るときは、むかし行旅を脅ししこの城の遠祖も百年の夢を破られやせむ。
— 森鴎外 『文づかひ』 青空文庫
ゆるらかに幾尺の水晶の念珠を引くときは、ムルデの河もしばし流れをとどむべく、たちまち迫りて刀槍ひとしく鳴るときは、むかし行旅をおびやかししこの城の遠祖も百年の夢を破られやせん。
— 森鴎外 『文づかい』 青空文庫
あはれ一飯の御情に預り、御本堂への御つとめ許し賜はらば格別の御|利益たるべしと、念珠、殊勝|気に爪繰りて頼み入りしに彼の寺男、わが面体の爛れたるをつく/″\見て、まことの非人とや思ひけむ、他意も無げにうち黙頭きつ。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
作例 · 標準
葬儀では、参列者がそれぞれ念珠を手に持ちます。
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彼は旅のお守りとして、携帯用の念珠をいつも身につけている。
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念珠の珠(たま)には、それぞれの意味が込められていると言われています。
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