筆生
ひっせい
名詞
標準
copyist
文例 · 用例
そして、この家で芝中學校時代、慶應義塾文科時代、三年間の「三田文學」編輯人時代を經てから文筆生活に入り、結婚し二人の子の父となる現在に及んだ。
— 南部修太郎 『自分のこと』 青空文庫
それが一方では自分を内面的にし、強情で辛抱強い性質を作り、自然と文筆生活に向はせるやうな素因となつたのだ。
— 南部修太郎 『自分のこと』 青空文庫
紀行文、随筆、短篇小説などにおける彼の数年間の文筆生活の後に、一八八一年の九月、スコットランドのブレーマーでの療養中に書き始められた。
— 序 『宝島』 青空文庫
私は、その三十歳の初夏、はじめて本気に、文筆生活を志願した。
— 太宰治 『東京八景』 青空文庫
僕は、過去の文筆生活で博文館とは常に意志が疎通しないが、その遠因はこゝらにあるかも知れない。
— 菊池寛 『世に出る前後』 青空文庫
このあひだ亡くなつたイギリス文壇の散文の名家ヂオーヂ・ムーアが、ある時筆生に自分の原稿を口授してゐると、隣室に住んでゐるアイルランド生れの二人の婦人から厳しい抗議が持込まれて来た。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
バルザックが、文筆生活をはじめたのはそれから三年後、二十歳のときであるが、それも決してすらりと行ったわけではなく、父親ベルナールは息子を法律家に仕立てて立身させようと考えた。
— 宮本百合子 『バルザックに対する評価』 青空文庫
文筆生活をしていながら、未だ生まれて万年筆というものを買ったことさえないのを、さも立派な趣味ででもあるかの如く心得て暮らしている人間なのです。
— 辻潤 『書斎』 青空文庫
作例 · 標準
その修道院には、古文書を筆写する筆生が何人もいた。
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筆生は一字一句間違いのないよう、慎重に作業を進めた。
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彼はかつて、著名な作家の原稿を清書する筆生だった。
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