五穀
ごこく
名詞
標準
the five grains (wheat, rice, beans, millet (awa and kibi))
文例 · 用例
男体山麓の噴火口は明媚幽邃の中禅寺湖と変わっているがこの大噴火口はいつしか五穀実る数千町歩の田園とかわって村落幾個の樹林や麦畑が今しも斜陽静かに輝いている。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
たとえば、五穀の豊饒を祈り、風水害の免除をいのり、疫病の流行のすみやかに消熄することを乞いのみまつったのである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
たとえば五穀の収穫や沿海の漁獲や採鉱|冶金の業に関しては農林省管下にそれぞれの試験場や調査所などがあって「科学的政道」の一端を行なっており、疫病流行に関しては伝染病研究所や衛生試験所やその他いろいろの施設があり、風水旱害に関しても気象台や関係諸機関が存在しているようである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
雑草の内にはわれわれの栽培している五穀や野菜や観賞植物とよく似通ったものがはなはだ多い。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
クリスマスの用意に鵞鳥をつかまえてひざの間にはさんで首っ玉をつかまえて無理に開かせた嘴の中へ五穀をぎゅうぎゅう詰め込む。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
……媛神 石垣を堅めるために、人柱と成って、活きながら壁に塗られ、堤を築くのに埋められ、五穀のみのりのための犠牲として、俎に載せられた、私たち、いろいろなお友だちは、高い山、大な池、遠い谷にもいくらもあります。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
然樣いふ價値無きに近き言も有るが、決氣篇に見えた精、氣、津、液、血、脈の六者の一たる氣は、上焦開發して、五穀の味を宣し、膚に薫し身に充ち毛を澤す、霧露の漑ぐが如し、是を氣といふと説いてある。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
「なにしろ五穀の乏しい土地で、ここらでは麦を少しばかり食い、そのほかには蕎麦や木の実を食っておりますが、わたしの家には麦のたくわえはありませぬ。
— 岡本綺堂 『くろん坊』 青空文庫
作例 · 標準
神社では、五穀豊穣を願う祭りが毎年行われる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
昔の人々は、五穀を主食として生活を営んでいた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
五穀は、私たちの食生活に欠かせないものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash