暫時
ざんじ
名詞副詞名詞-の形容詞頻度ランク #36069 · 青空 1043 例
標準
short while
文例 · 用例
その理念を暫時、蕩揺させてみせるものである。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
僕としてたゞまだ塵芥箱もないことだし、隅ッコに暫時捨てたわけで、おまけにそこらに前ゐた人が捨てて行つたのだらう、ボール箱や新聞紙のキレが相当散らかつてゐたので、そのお説教が始まつた時は全く意外であつた。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
※ とまれ不消化な複雑くらゐなら、馬鹿の朴訥の方がまだしもだと思ふと、暫時サツパリするだけでもましである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
暫時水瓜を上げておいてからすればいいのだけれど、先生は今日のみならず、何時でも水瓜を冷やしてある時は、冷やしたまんまで水を汲まれるのが常らしいから、一寸それを変更してはならないものの如くである。
— 〔私が貧乏で〕 『夏』 青空文庫
吾々は、此處へ來たときからの約束で暫時帳場の横へ移轉することになつた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
此坂を下りてあしこへ行きて暫時やすまん、つかれては話しも厭やなればと仰せあるに、さらば歸りたまふか、厭々、今しばし遊ばんとて、苔なめらかなる小道を下らるゝに、おあぶなしと言へば、氣のどくなれど其肩をかし給へとてつと寄りて此處を下りぬ。
— 一葉 『暗夜』 青空文庫
卑賤にそだちたる我身なれば、始よりこの以上を見も知らで、世間は裏屋に限れる物と定め、我家のほかに天地のなしと思はゞ、はかなき思ひに胸も燃えじを、暫時がほども交りし社会は夢に天上に遊べると同じく、今さらに思ひやるも程とほし。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
此子が為、我が為、不自由あらせじ、憂き事のなかれ、少しは余裕もあれかしとて、朝は人より早く起き、夜はこの通り更けての霜に寒さを堪へて、『袖よ、今の苦労は愁らくとも、暫時の辛棒ぞしのべかし。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
作例 · 標準
交渉が決裂したため、両代表団は暫時休憩を挟んでから再開することにした。
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停電のため、エレベーターの運転を暫時見合わせます。
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「そのままの姿勢で、暫時お待ちください」と看護師に告げられた。
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