永劫
えいごう
名詞
標準
eternity
文例 · 用例
蜉蝣の生涯も永劫であり国民の歴史も刹那の現象であるとすれば、どうして私はこの活動映画からこんなに強い衝動を感じたのだろう。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
何者とも知れぬ権威の命令で、自分は未来|永劫この闇の中に封じ込められてしまったのだと思う。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
浮世の花の香もせぬ常闇の国に永劫生きて、ただ名ばかりに生きていなければならぬかと思うと、何とも知れぬ恐ろしさにからだがすくむ。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
永劫の時間と空間は、その橋の下の風のように幽かに音を立てて吹き過ぎる。
— 岡本かの子 『巴里のむす子へ』 青空文庫
一秒時間に十八万六千マイルという驚くべき速度で逃げ出すと、もう未来永劫再び我が地球へは帰って来ぬ。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
しかしそう云えばいったいわれらが「現在」と名づけているものが、ただ永劫な時の道程の上に孤立した一点というようなものに過ぎないであろうか。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
科学の方則ははたして永劫不変のものであるか。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
明治三十三年五月四日の午前十一時、――その時間は永劫の前にもなければ永劫の後にもない――が現われながら消えていく……園は時間というものをこれほどまじまじと見つめたことはなかった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
仏教では、輪廻転生を繰り返すことで、永劫の旅を続けると言われている。
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この記念碑は、平和への願いを込めて、永劫に語り継がれるだろう。
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宇宙の広大さを考えると、人間の存在など、まさに永劫の中の一瞬に過ぎないのかもしれない。
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