蓑
みの
名詞頻度ランク #9142 · 青空 526 例
標準
straw raincoat
文例 · 用例
ダルゲは灰色で腰には硝子の蓑を厚くまとってゐた。
— 宮澤賢治 『圖書館幻想』 青空文庫
何んに致せ、あの大勢のいる宴会の中で、隠れ蓑、隠れ笠をでも持っているように致す事の出来た二人でございますから。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
もちろん貝がらだけでなく生きた貝で、箱の中へ草といっしょに入れてやるとその草の葉末を蓑虫かなんぞのようにのろのろはい歩いた。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
この時になって初めてその服装を見ると、依然として先刻の鼠の衣だったが、例の土間のところへ来ると、そこには蓑笠が揃えてあった。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
若僧は先ず自ら尻を高く端折って蓑を甲斐しく手早く着けて、そして大噐氏にも手伝って一ツの蓑を着けさせ、竹の皮笠を被せ、その紐を緊しく結んでくれた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
何か知らん痛いものに脚の指を突掛けて、危く大噐氏は顛倒しそうになって若僧に捉まると、その途端に提灯はガクリと揺めき動いて、蓑の毛に流れている雨の滴の光りをキラリと照らし出したかと思うと、雨が入ったか滴がかかったかであろう、チュッといって消えてしまった。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
大噐氏にちょっと会釈するや否や、若僧は落付いた、しかしテキパキした態度で、かの提灯を持って土間へ下り、蓑笠するや否や忽ち戸外へ出て、物静かに戸を引寄せ、そして飛ぶが如くに行ってしまった。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
「猿蓑」や「炭俵」がナンセンスであり、セザンヌやルノアルの絵がナンセンスであり、ドビュシーやラベールの音楽がナンセンスであると同じような意味において立派なナンセンス芸術であるように思われる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(2)』 青空文庫
作例 · 標準
昔の農夫は、雨の日に蓑を着て田畑で作業をした。
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博物館には、江戸時代の蓑が展示されていた。
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子供の頃、民話に出てくる蓑を着た旅人に憧れたものだ。
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