雪上
せつじょう
名詞
標準
on the snow
文例 · 用例
トそこら白いものばっかりで、雪上※は白無垢じゃ……なんぞと言う処から、袖裾が出来たものと見えまして、近頃峠の古屋には、世にも美しい婦が住う。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
さて高山雪上に映る物の影は紫に見える故、支那で濃紫色を雪青と名づく(一九〇六年二月二十二日の『ネーチュール』三六〇頁)。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
荒木巍氏が、最近出版された小説集の印税代りに、出版|書肆からスキー道具一式を貰い、「滑れ銀嶺、歓喜をのせて」雪上出版記念会を行ったというエピソードは、朗らかなようではあるが、私に一つのことを想い起させた。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
しかし或雪上りの午後、ファウストは林檎を見ているうちに一枚の油画を思い出した。
— 芥川龍之介 『三つのなぜ』 青空文庫
なんでも晩年|味噌を買いに行き、雪上がりの往来で転んだ時にも、やっと家へ帰ってくると、「それでもまあ褌だけ新しくってよかった」と言ったそうである。
— 芥川龍之介 『追憶』 青空文庫
雪上で眠ることは危険だが、温かい物を食った後なら(極度に疲労していないなら)凍死するほど眠り込まないで、ある時期になれば気がつくだろう。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
檀君らは、小生を最年長の故によって、事々に代表者とあがめ、ために私は雪上にハダカで演説もしなければならなかったし、坑内千五百尺の底においてアッサク空気のドリルをつかい、またダイナマイトを爆発させなければならなかった。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
硯の水を筆にしめして、掌の文字を洗つてやると、雪上の陰間を縫ひ、闇の奥へ消え去つた。
— 坂口安吾 『閑山』 青空文庫
作例 · 標準
ゲレンデの雪上で、カラフルなウェアに身を包んだスキーヤーたちが華麗なターンを描く。
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この新型車は、雪上での走行安定性を極限まで高めるための特殊なタイヤを装備している。
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雪上を歩くためのスノーシューを履けば、深い森の中でも沈み込まずに進むことができる。
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