雪面
せつめん
名詞
標準
snow surface
文例 · 用例
月が、黒い森に出かかって、明るい雪面の上に長い黒い影を引いていた。
— 佐左木俊郎 『手品』 青空文庫
」 万と平六とは、そして雪面の上へ長い影を引きながら、粉雪混りの静かな西風に送られて歩いて行った。
— 佐左木俊郎 『手品』 青空文庫
桟橋にも、馬蹄形の街にも、その後ろなる山も、高原も、みな、美しく、厚い、雪で念入りにおおわれ、雪面を吹きまくる北海道の風はしびれるように痛かった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
コルを見下ろすと、とてもビバークできそうなところなどないので、一〇〇メートルほど上の露岩の下に、急雪面に穴を掘ってツェルトを被った(一七・四〇)。
— 松濤明 『春の遠山入り』 青空文庫
穴のなかに敷いてある偃松の枯葉の上に横になって岩の庇の間から前穂高の頂や屏風岩のグラートとカールの大きな雪面とを眺めることが出来る。
— 大島亮吉 『涸沢の岩小屋のある夜のこと』 青空文庫
雪面は鉋をかけたように滑かで些の凹凸なく、晴空に悠然と煙を吐いているさまは、全く天外に白磁の大香炉を据えたようである。
— 木暮理太郎 『山と村』 青空文庫
登山靴にピッケルという雪渓には申分のないお仕度である殿下は、お伴の人達が兎もすれば足を滑らして、転び落ちそうになるのを御覧になりながら、「皆気を付けないと危ないよ」と御注意になって、急傾斜な雪面を御元気にお登りになる。
— 木暮理太郎 『朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅』 青空文庫
近藤氏は片手が雪面上に出ていたから自分で顔だけ出した所へ二人が来たので、俺はかまわないから他の人を早く掘れといった。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
作例 · 標準
春先は雪面が凍結して滑りやすくなるため、アイゼンなどの装備が不可欠だ。
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夕日に照らされた雪面がピンク色に染まり、息を呑むような美しさだった。
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スキーヤーたちが、誰も滑っていない真っさらな雪面にシュプールを描いていく。
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