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一荷

いっか
名詞頻度ランク #20217 · 青空 0
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文例 · 用例
……前に内にゐて手まはりを働いてくれた淺草ツ娘の婿の裁縫屋などは、土地の淺草で丸燒けに燒け出されて、女房には風呂敷を水びたしにして髮にかぶせ、おんぶした嬰兒には、ねんねこを濡らしてきせて、火の雨、火の風の中を上野へ遁がし、あとで持ち出した片手さげの一荷さへ、生命の危ふさに打つちやつた。
泉鏡太郎 十六夜 青空文庫
女中も一荷背負つてくれようとする處を、其處が急所だと消口を取つた處から、再び猛然として煤のやうな煙が黒焦げに舞上つた。
泉鏡太郎 露宿 青空文庫
狼籍たりし竹の皮も紙屑も何時の間にか掃去られて、水うちたる煉瓦の赤きが上に、青海波を描きたる箒目の痕清く、店の日除や、路ゆく人の浴衣や、見るもの悉く白きが中へ、紅き石竹や紫の桔梗を一荷に担げて売に来る、花売爺の笠の檐に旭日の光かがやきて、乾きもあえぬ花の露|鮮やかに見らるるも嬉し。
岡本綺堂 銀座の朝 青空文庫
彼は五|足づつを一つに束ねた草鞋とそれから繩が一荷物に成ると大風呂敷で脊負つて出た。
長塚節 青空文庫
柴はこうして苅るものじゃ」樵は我が荷をおろして置いて、すぐに一荷苅ってくれた。
森鴎外 山椒大夫 青空文庫
厨子王は気を取り直して、ようよう午までに一荷苅り、午からまた一荷苅った。
森鴎外 山椒大夫 青空文庫
右手の杓でこう汲んで、左手の桶でこう受ける」とうとう一荷汲んでくれた。
森鴎外 山椒大夫 青空文庫
最初の日はこんな工合に、姉が言いつけられた三荷の潮も、弟が言いつけられた三荷の柴も、一荷ずつの勧進を受けて、日の暮れまでに首尾よく調った。
森鴎外 山椒大夫 青空文庫
作例 · 標準
職人たちは、重い荷物を肩に担ぎ、一荷いっか)ずつ運んでいった。
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引っ越しの際、彼は大型家具を一荷いっか)と見なし、慎重に運び出した。
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「この一荷いっか)の書類、全部確認するのにどれくらいかかるかな…」と、彼はため息をついた。
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