一過
いっか
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #21029 · 青空 78 例
標準
passing (e.g. of a typhoon)
文例 · 用例
憂えも怒りも心の戦いもやみて、暴風一過、かれが胸には一片の秋雲凝って動かず。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
先づそれよりも、高綱の懺悔を一過りお聞きくだされぬか。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
身心ぼんやり、大風一過の気分、凝心ばかりではいけない、私は放心を味ふ、いや楽しむ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
凉風一過、亦少しく胸襟を醫するに足るものなしとせず。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
之を過ぎて轟然千曲の濁流を一過すれば、右方囑目遠く平けて遠山之を限る。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
――」 それから一過間ばかり経つて彼の弟の中学三年生の次郎が、日本アルプス登山の帰りがけだと云つて、登山袋を背おひ、登山杖を曳いて来た。
— 牧野信一 『秋晴れの日』 青空文庫
トルストイの『戦争と平和』は昔から其処にあるので、それもその時分一過読した。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
雷雨一過の後も爽かな涼気を感ずる場合が少なく、いつまでもジメジメして、蒸し暑く、陰鬱で、こんな夕立ならば降らないほうが優しだと思うことがしばしばある。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
作例 · 標準
あの台風は夜中には一過性のものとなり、朝には快晴になった。
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彼の熱狂的な人気も、結局はSNSでの一過的なブームだった。
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雨は激しかったが、まるで一過の陣雨のようにすぐに止んだ。
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