弱卒
じゃくそつ
名詞
標準
cowardly soldier
文例 · 用例
古の名將の傳記を繙いたならば、士卒に福を分ち惠を贈らんが爲に、古名將等が如何に臨機の處置を取つたかが窺はれるのであるが、之に反して愚將弱卒等は毎に分福の工夫に缺けた鄙吝の行爲を做すものである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
勇将の下弱卒なしである。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
昔の名将の伝記を繙いたならば、士卒に福を分かち、恵を贈るのに、昔の名将等がどんなに臨機の処置を取ったかが窺われるが、之に反して愚将弱卒等は常に分福の工夫に欠けたケチな行為を為すものである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
独り鰐淵はこれを喜びて、強将の下弱卒を出さざるを誇れるなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
「弱卒は困りますな」 こう言って校長は自分のになみなみと注いだ。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
勇将の下に弱卒なし。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
そこで正成は二千の精兵を、まず三つの隊に分かち、天王寺の付近にかくし伏せ、外に弱卒三百をして、橋を守らせ、機会を待った。
— 国枝史郎 『赤坂城の謀略』 青空文庫
隅田、高橋はその弱卒を見て、大いに笑い突撃した。
— 国枝史郎 『赤坂城の謀略』 青空文庫