行体
ぎょうたい
名詞
標準
semicursive characters
文例 · 用例
」彼は一瞬の間に、伯母から令押被の平凡な妻と小児を抱えて貧しく暮している現在の境遇の行体が胸に泛び上った。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
大たい晩春もずっと詰まる頃までの二人の生活は前へ前へと進んで行く好奇心や驚異やそれらのものが三木雄によって感じ出される卒先なものであるにしても妻の智子にとってもスムーズな生活の進行体であった。
— 岡本かの子 『明暗』 青空文庫
形骸に拘々せず、小智に区々せず、清濁のまに/\呑み尽し、始めて如来禅を覚了すれば万行体中に円かなり。
— 山路愛山 『唯心的、凡神的傾向に就て(承前)』 青空文庫
しかし鳰鳥にしたところが、教理には達しているものの、修行体得はしていない。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
道元によれば、真理を修行体得しようとするものにとって、第一に重大なのは導師である。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫