怨嗟
えんさ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
(deeply held) resentment
文例 · 用例
過去世の因果であるとか、宿命といふものが有るとかいふ思想の勢力が無くなつたらば、先天的病弱者は是の如き冷酷なる社會に對して怨嗟呪詛の聲を放つに至つても無理とのみは決して思はれぬでは無いか。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
弱い貧しい人の子の怨嗟、嘲罵の焔は、かつての罪の兄貴の耳朶を焼いた。
— 太宰治 『懶惰の歌留多』 青空文庫
こうして、追っ払われた支店長は二三に止まらず、しかも、悪辣なる丹造は、その跡釜へ新たに保証金を入れた応募者を据えるという巧妙な手段で、いよいよ私腹を肥やしたから、路頭に迷う支店長らの怨嗟の声は、当然高まった。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
民の怨嗟の声が石を仮りて発したのであろうと、ある賢者が解した。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
大規模の工事が相継いで起され過激な労働が強制されて、工匠石匠等の怨嗟の声が巷に満ちた。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
大規模の工事が相繼いで起され過激な勞働が強制されて、工匠石匠等の怨嗟の聲が巷に滿ちた。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
腹の底の奥深い所に、怨嗟の情が動いておっても口にいうべき力のないはかない怨みだ。
— 伊藤左千夫 『去年』 青空文庫
過去世の因果であるとか宿命であるとかいう思想の勢力が無くなれば、先天的病弱者がこのような冷酷な社会に対して、怨嗟の声を放っても決して無理だとは思われないではないか。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
不正を働く政治家に対して、市民の怨嗟の声が日増しに高まった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
長年の不満が募り、彼の心には深い怨嗟が渦巻いていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
権力者の横暴に、民衆は怨嗟の念を抱いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite