悲憤
ひふん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
indignation
文例 · 用例
そしてその敍情詩は、僕の寂しい過去を語つたところの、悲憤と鬱憤に充ちたるものであつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の追憶』 青空文庫
君は道で出逢つた若い女が、知己の青年にお辭儀をしたといふだけでも、世界が轉覆するほどの嫉妬を感じ、百の慷慨悲憤をした。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
』と悲憤の腕を扼すと、夫人の淋しき顏は私に向つた、沈んだ聲で『いえ、誰人も命の助かりたいのは同じ事でせう。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
その面上にはいうべからざる悲憤の色を見たり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
ミケランジェロだって、その当時は大理石の不足に悲憤痛嘆したのだ。
— 太宰治 『鬱屈禍』 青空文庫
そして支那の詩の多くのものが、沈痛無比な響を以て人生を慷慨悲憤していることぞ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
故に支那の文学は、昔から叙事詩的な情操に富み、詩人は常に慷慨悲憤している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
時には自分になまじい物質的な利得ばかりを与えながら昔日の尊敬を忘れ去り、学商呼ばわりする世情を、気狂いのようになって悲憤慷慨することもある。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
作例 · 標準
親友を不当な理由で亡くした彼は、悲憤のあまり言葉を失った。
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国民は政治腐敗に対して悲憤し、各地で大規模な抗議デモが巻き起こった。
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悲憤に震える声で、彼女は受けた差別の理不尽さを訴え続けた。
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