霧氷
むひょう
名詞
標準
rime
文例 · 用例
降灰をそっとピンセットの先でしゃくい上げて二十倍の双眼顕微鏡でのぞいて見ると、その一粒一粒の心核には多稜形の岩片があって、その表面には微細な灰粒がたとえて言えば杉の葉のように、あるいはまた霧氷のような形に付着している。
— 寺田寅彦 『小爆発二件』 青空文庫
もっとも時たま冬のあらしがガラスを吹きやぶって、霧氷をいっぱいに含んだ身を切るような冷気が、円天井の下へどっと流れ込むときは別でしたが。
— ATTALEA PRINCEPS 『アッタレーア・プリンケプス』 青空文庫
冬の雲仙は霧氷で有名であるが、雲仙が霧氷にかけられる時、この鳩穴は玉簾をかけつらねたように数十尺の大氷柱が隙間もなく懸垂し、この世ながらの水晶宮を現出するそうである。
— 菊池幽芳 『雲仙岳』 青空文庫
霧氷富士山の上の霧氷、それを写真で見て喜んでゐる。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
私は禰宜さんと一緒にあつい番茶をすすり、六助餅をたべながら、霧氷の話をきいた。
— 杉田久女 『英彦山に登る』 青空文庫
来し方を顧ると、枝という枝を霧氷に飾られた大小二本の樅の間から、雲表に聳ゆる富士が笑ましげに孱顔を顕し、宛然一幅の画であった。
— 木暮理太郎 『春の大方山』 青空文庫
登るに従って霧氷は益美しく、残雪は多くなり、頂上では二尺以上の深さであった。
— 木暮理太郎 『春の大方山』 青空文庫
しかし霧氷の美しさは何と形容してよいか、水晶林というのが若しあれば似ているかも知れない。
— 木暮理太郎 『春の大方山』 青空文庫
作例 · 標準
寒い朝、木々に美しい霧氷が咲いていた。
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山の頂上では、樹氷や霧氷が見事な景観を作り出していた。
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窓の外を見ると、庭の木々が霧氷で覆われていた。
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