氷結
ひょうけつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
freezing
文例 · 用例
だから小説家と話をする時、自分等の倶樂部と全くちがふ、冷酷にまで氷結された空氣を感ずるのだ。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
次に雨氷と称するものは、過冷却された雨滴が地物に触れて氷結するものである。
— 寺田寅彦 『凍雨と雨氷』 青空文庫
凍雨の方は上層で出来た雨滴が下層の寒冷な空気を通過するうちにだんだん冷却して外部から氷結し始めるということは、内部に水や不透明の部分のある事から推定される。
— 寺田寅彦 『凍雨と雨氷』 青空文庫
また中層の温暖な層の上に雪雲がある場合には、そこから落ちる雪片の一部は中層を通る時に半融解して後に再び寒冷な下層に入って氷結し、前に挙げた特殊の形になるものと考えられる。
— 寺田寅彦 『凍雨と雨氷』 青空文庫
雨氷の成因については岡田博士もかつてその研究の結果を発表された通り、やはり上層の雨滴が下層の寒気に逢うて氷点下に冷却され、しかも凝結の機縁を得ないために液状で落下し、物体に触れると同時に先ず一部が氷結し、あとは徐々に氷結するのである。
— 寺田寅彦 『凍雨と雨氷』 青空文庫
この場合にもやはり表面を流下する液体の運動にある週期性があって、それがまた同時に氷結と融解、あるいは析出と沈着との週期性を支配するものである、とまでは想像しても悪くないであろう。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
池の表面の氷結した上に適度の降雪があった時に、その面に亀甲形の模様ができる、これには、一方では弾性的不安定の問題、また対流の問題なども含まれているようであるが、この亀甲模様の亀甲形の中心にできる小さな穴から四方に放射して、「ひとで」形の模様ができる。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
その光りの流れは、こちらへも又、向うの横丁へも流れて行かず、筧をながれる水がそのまゝ氷結してしまった様である。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
作例 · 標準
冬の厳しい寒さで、湖面が完全に氷結した。
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道路の氷結により、交通規制が敷かれた。
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このジュースは、氷結させてシャーベットにしても美味しい。
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