音沙汰
おとさた
名詞頻度ランク #33608 · 青空 0 例
標準
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文例 · 用例
ところが、それからだんだん国元の様子が父に不利になって来て、近頃ではまるっきり音沙汰もありません。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
例の如くややしばし音沙汰がなかった。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
此日は食はず、飮まずに日を暮して、苦しき一夜は、一睡の夢をも結ばず翌朝を迎へたが、まだ何んの音沙汰も無い、眺めると空には雲低く飛び、山又山の彼方此處には、猛獸の※聲いよ/\悽まじく、吾等の運命も最早是迄と覺悟をしたのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
『あゝ、今迄何の音沙汰も無いのは、稻妻も途中で死んでしまつたのでせう。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
人間の力に及ぶ事なら、あの智惠逞ましき櫻木大佐に不能といふ事はあるまいが、今日まで、何の音沙汰の無く打※ぎて居るのを見ると、たとへ、猛犬稻妻は無事に使命と果したにしろ、吾等を此危難から救ひ出す事は、大佐の智惠でも迚も及ばぬのであらうと、私は深く心に决したが、今の塲合だから何も言はない。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
――それっきり、行方が知れず、音沙汰なし。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
帰還したら、きっと僕のところに、その知らせの手紙が君から来るだろうと思って待っているのだが、なんの音沙汰も無い。
— 太宰治 『未帰還の友に』 青空文庫
三月が過ぎても、四月が過ぎても、青扇からなんの音沙汰もないのである。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
作例 · 標準
例句