思い起こす
おもいおこす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞頻度ランク #30549 · 青空 295 例
標準
to recall
文例 · 用例
あきらめられそうでいてて、さて思い起こすごとにあきらめ得ない哀別のこころに沈むのはこの類の事です、そして私は「縁が薄い」という言葉の悲哀を、つくづく身に感じます。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
その夜二人で薄い布団にいっしょに寝て、夜の更けるのも知らず、小さな豆ランプのおぼつかない光の下で、故郷のことやほかの友の上のことや、将来の望みを語りあったことは僕今でも思い起こすと、楽しい懐しいその夜の様が眼の先に浮かんでくる。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
自分は今ワイ河畔の詩を読んで、端なく思い起こすは実にこの一年間の生活及び佐伯の風光である。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
詩人はこの夢を思い起こすや、跳ね起きて東雲の空ようやく白きに、独り家を出で丘に登りぬ。
— 国木田独歩 『星』 青空文庫
ここでわれわれは俳諧という言葉の起原に関する古人の論議を思い起こす。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
誰であろうと、ほんの小さな出来事が、新しい生活の夜明けを告げたような、そんな日を思い起こすことができるだろう。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
それについて思い起こすのは、近年まで、婦人雑誌の読み物として「告白物」が流行したことがある。
— 平林初之輔 『昭和四年の文壇の概観』 青空文庫
清三は時々その幼い弟のことを思い起こすことがある。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
作例 · 標準
例句