位階勲等
いかいくんとう
名詞
標準
court rank and honors
文例 · 用例
(鈴木は日露戦争後は海軍を引退して実業界の諸方面に頭を突込んでいたが、位階勲等を持ってる軍人だから、置き物に祭り上げられるだけで一向花々しい成功もしなかったようだ。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
何故なら、その頃の士族たちは、自分に息子でもあれば何とか一つ学校でも出して当時流行の官員様に仕上げ、明治の社会に位階勲等の片端でも貰うことに果敢ない幻を描いているのが通例であった。
— 宮本百合子 『山本有三氏の境地』 青空文庫
証人たちはめいめい自分の位階勲等まで書いて署名した――或る者は普通と逆の左傾ぎに、或る者はあたりまえの右傾ぎに、また或る者はロシア語のアルファベットには見当らないような文字をまるで上下さかさまに書いたものである。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
――しかし、そう云うけれど、あの人は傑いにちがいない、何故なら、彼はかくかくの位階勲等を帯している、と。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
赤鬼 位階勲等はないな。
— 岸田國士 『遂に「知らん」文六(三場)』 青空文庫
(独言のやうに)位階勲等はなしと。
— 岸田國士 『遂に「知らん」文六(三場)』 青空文庫
その有力者は往々にして位階勲等を有し、衛府の武官として任用せられたるものまた少からず。
— 喜田貞吉 『武士を夷ということの考』 青空文庫
然るに親族の中今日上院の議員となり居れる何某の如きは墓石に位階勲等を記入せんとし又某県の知事を勤めいたる何某の如きは某寺の僧より内々頼込まれたる事でもありしと見え家翁の平素より釈氏を好まざりし事を知りながら仏葬せよといいたる事なぞあり。
— 永井荷風 『偏奇館漫録』 青空文庫
作例 · 標準
明治維新後、新たな国家体制のもとで位階勲等の制度が整備された。
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彼は長年の功績が認められ、異例の位階勲等を授与された。
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その旧家には、代々受け継がれてきた当主の位階勲等を示す品々が残されている。
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政府は、国の発展に貢献した人物に対し、位階勲等をもってその栄誉を称える。
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