曠劫
こうごう
名詞
標準
aeons
文例 · 用例
實にや縁に從つて一念|頓に事理を悟れども、曠劫の習氣は一朝一夕に淨むるに由なし。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
けれども生命の流れは曠劫より来って源を知ること能わず、未来際に流れてその尽頭を知ることができないのですよ。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
多生曠劫この世まで、あはれみかぶれるこの身なり、一心帰命たえずして、奉讃ひまなくこのむべし。
— 亀井勝一郎 『大和古寺風物誌』 青空文庫
そしてその見えない天の川の水をわたって、ひとりのこうごうしい白いきものの人が手をのばしてこっちへ来るのを二人は見ました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
あたりは、こうごうしい気分でいっぱいになりました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『お墓の中の坊や』 青空文庫
おかあさんの心の中も、こうごうしい気持で、いっぱいになりました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『お墓の中の坊や』 青空文庫
常に「白」の気韻を香気を幻惑を愛する私にとって、これほどのこうごうしい魅惑はむしろ私を円寂境の思慕にまで誘う。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
見よ、煙霧の尾が海をはなるる切れ目の一せつなに、東の光をうけてこうごうしくかがやける水平線上の陸影!
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
作例 · 標準
仏教の教えによれば、悟りを開くには幾多の曠劫にも及ぶ修行が必要とされる。
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宇宙の始まりから終わりまで、それはまるで曠劫にも等しい途方もない時間だ。
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彼は、この人生での小さな悩みなど、曠劫の時の流れから見れば取るに足りないものだと悟った。
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