幻辞.com

断裂

だんれつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
1
標準
snapping apart
文例 · 用例
谷が狭くなって、崖側を行くと、緩いながらも雪の傾斜で辷るから、ミヤマナナカマドの枝を捉えながら上る、前にも増した雪の断裂で、草鞋に踏み蹂った雪片は、山桜の葩弁のように、白く光ってあたりに飛び散る。
小島烏水 槍ヶ岳第三回登山 青空文庫
でたらめで節度のない淫蕩な青年や壮年が、突然として自分を新にして厳正に身を維持するようにすると、その挙句は異常な調子の人になることが世には多い例で、甚だしいのになると強く張った弦が急に断裂するように死んで仕舞うのもある。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
先生は染織文様のみちに明くいられるので現存の繍帳断裂の生地や繍糸についての考察にはとりわけ詳しいお話があった。
矢田津世子 ※女抄録 青空文庫
断裂の生地は仔細にこれをしらべると凡そ綾織、絹縮ふうの羅、平織、文羅などであって、このうち紫綾、絹縮ふうの羅の部分が最も多く、色めは濃淡多少の差はあるけれども紫地が大部をしめている。
矢田津世子 ※女抄録 青空文庫
飛鳥天平のころには、このような生地の類例がなく、これが現存する断裂の大部をしめているとみるとき、飛鳥時代本来の分は余程縮少される。
矢田津世子 ※女抄録 青空文庫
わたくしの心はまた先生の眼を藉りて、いまは繍糸も落ちて黄褐変した台ぎれのみえているところや、下絵の墨絵の線がまざまざとみえているあたりの断裂を前にして、過ぎ来し方を偲び今さらのように飛鳥芸術の豪華をながめる。
矢田津世子 ※女抄録 青空文庫
名高い八峰の断裂は、底が五竜岳の方に抉れ込んではいるものの、斯う離れて眺めては、天魔が巨箭を飛ばしてザクリと射抜いた鏃の痕のように小さい。
木暮理太郎 黒部川奥の山旅 青空文庫
途中横一文字に雪渓を截ち割った二つの大きな断裂が望まれた、この裂目がある為に道が造られたものらしい。
木暮理太郎 黒部川奥の山旅 青空文庫
作例 · 標準
激しい負荷がかかり、ロープが断裂してしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
靭帯断裂の大怪我で、彼はしばらくの間スポーツができなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
長年続いた友情が、些細なことで断裂してしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash