小太刀
こだち
名詞
標準
short sword
文例 · 用例
十七 向うへ対手に廻しては、三味線の長刀、扇子の小太刀、立向う敵手の無い、芳町育ちの、一歩を譲るまい、後を取るまい、稲葉家のお孝が、清葉ばかりを当の敵に、引くまい、退くまい、と気を揉んで、負けじとするだけ、かねてこなたが弱身なのであった。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
兄も……弟も労咳で臥せっておりまする中にタッタ一人の妾が……聊か小太刀の心得が御座いますのを……よすがに致しまして、偽りの願書を差出しました。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
「ほほう、あの若衆髷、揚心流の小太刀を嗜んでいると見えるな。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
「馬、馬鹿者ッ、何を致すかッ」 身には揚心流小太刀の奥義があっても、何しろ対手の武器は飛び道具でしたから、叫びつつも京弥がたじろいでいるとき、再びぱッときな臭い煙硝の匂いが散るや一緒で、第二発目が轟然とまた駕籠中目ざしながら放たれました。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
左京流|小太刀、ならびに山住流含み針指南。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
左京流小太刀ならびに山住流含み針指南所とふた道かけたこの看板がすさまじいじゃねえかよ。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
物申す」 大振袖に揚心流小太刀の名手の恐るべき腕前をかくして、殊のほか白ばくれながら訪ないました。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
手前の振袖小太刀も手強いが自慢、文句はあとでよい筈じゃ。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
作例 · 標準
侍は、大太刀と小太刀を腰に差していた。
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小太刀の使い手は、素早い動きで敵を翻弄した。
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刀剣博物館には、美しい装飾が施された小太刀が展示されている。
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ウィキペディア
小太刀(こだち)とは、太刀の一種で、刃長が二尺(約60センチ)前後の刀である。
出典: 小太刀 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0