沈溺
ちんでき
名詞動詞-サ変
標準
being immersed in water
文例 · 用例
そして此の頃大変魂の大事なことが分るといふのには、彼の自己自身の興味に沈溺する善良性は小さくなかつたのです。
— 中原中也 『小林秀雄小論』 青空文庫
私は、甚しく疲労|困憊してゐるにも拘らず、最も不健康な消費面に沈溺して、その間中、敢へて他事を顧なかつた。
— 武田麟太郎 『大凶の籤』 青空文庫
愚夫愚婦の邪教に沈溺、惑乱する、言うに堪えざるものあり。
— 柏原孝章 『教門論疑問』 青空文庫
しかりしかして子弟の沈溺するを見、手を拱して救わずんば、なんぞ父母兄弟たるにあらん、なんぞ民を保するにあらん、またなんぞ不仁不慈の謗を免れんや。
— 柏原孝章 『教門論疑問』 青空文庫
清少納言は時人とともに軽易な涙に沈溺することを欲しなかった。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
一七一 來れ、雜色の王車に等しき此の世間を見よ、愚者は此中に沈溺す、智者に執著あることなし。
— 荻原雲來訳註 『法句經』 青空文庫
念々に生滅し、前後世において、しばらくも住まらざるがゆえに」と)法句譬喩経曰、人死神去、便更受形、父子因縁会居、譬如寄客起則離散、愚迷縛著、計為己有、沈溺生死、唯有慧者不貪恩愛、勤修経戒、滅除識想、生死得尽。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
生死に沈溺し、ただ慧ある者のみ恩愛を貪らず、経戒を勤修す。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
作例 · 標準
誤って池に落ちた子どもは、間一髪で沈溺を免れた。
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事故で車ごと川に沈溺し、救助活動が難航した。
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過去の文献には、嵐の海で多くの船が沈溺した記録が残されている。
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標準
being infatuated
作例 · 標準
彼は酒と女に沈溺し、全ての財産を失ってしまった。
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一度ゲームに沈溺してしまうと、他のことが手につかなくなる。
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読書に沈溺するあまり、食事も忘れて没頭した。
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