離脱
りだつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #10122 · 青空 202 例
標準
withdrawal
文例 · 用例
運命に対する知見に基づいて執着を離脱した無関心である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
其の惱ましさを、崖の瀧のやうな紫陽花の青い叢の中に突つ込むで身を冷しつゝ、且つもの狂はしく其の大輪の藍を抱いて、恰も我を離脱せむとする魂を引緊むる思ひをした。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
初めから君はあらゆる因襲と患はしい覊絆から綺麗に離脱してゐた。
— 愛の詩集のはじめに 『愛の詩集』 青空文庫
一切の芸術の伝統精神と形式から離脱して、人間の心理を今一層深く、アケスケに抉り付け、分析し、劇薬化、毒薬化し、更に進んで原子化し、電子化までして行くために生れた芸術界の鬼ッ子である。
— 夢野久作 『探偵小説の真使命』 青空文庫
一切の芸術の伝統精神と形式から離脱して、人間の心理を一層深くアケスケに抉り付け、分析し、劇薬化し、毒薬化し、更に進んで原子化し、電子化までして行くための芸術界の鬼っ子であった。
— 夢野久作 『甲賀三郎氏に答う』 青空文庫
話がすこし脱線したが、其日庵主は玄洋社を離脱してから海外貿易に着眼し、上海や香港あたりを馳けまわって具に辛酸を嘗めた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
その現実離れのした美しさは、その現実離脱の距離の長いほどに、放庵の人間的慾望は果たされてゐるといふことに、観るものは気附かなければならない。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
それこそ高い意味での『完成性』といへるだらう、春陽会、国展は、その意味であくまで写実性に喰ひ下つてゆくといふ態度に、強味と弱味とを同時に備へてゐる、そして如何に今後仕事を進めて行つていゝか、問題は簡単だ、これらの矛盾は『写実性』を離脱したいといふ域内で解決してゆくことである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
作例 · 標準
先頭を走っていた選手が、マシントラブルにより無念の離脱となった。
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彼は過激な思想についていけず、その政治団体から離脱した。
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一度始めたプロジェクトから途中で離脱するのは、無責任だという批判を受けた。
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