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痴態

ちたい
名詞
1
標準
foolishness
文例 · 用例
この互いに絡み合っている二匹の白猫は私をして肆な男女の痴態を幻想させる。
梶井基次郎 交尾 青空文庫
思慮のある見識のある人でも一度恋に陥れば、痴態を免れ得ない。
伊藤左千夫 春の潮 青空文庫
斯んなやうな類ひの出来事で忽ち仰天の色を顔に現し、真に眼を白黒させるが如き痴態を示すのが、最も速やかな分別を示さなければならぬ筈の立場にある私だつたから、このキヤンプ生活は恰も隊長のない探険隊に等しかつた。
牧野信一 川を遡りて 青空文庫
」冷かに自らの痴態を冷笑する快が起る――不思議にホツとする、再び私の妄想は幼稚なる無稽な境地に飛んで、白々しい安易と陶酔の裡で愚かな微笑を洩らす。
牧野信一 痴想 青空文庫
極彩色の、現実離れのした綺麗な男女の滑稽な痴態の有様が村井の繰り展べる巻物の中で行列を成してゐた。
牧野信一 南風譜 青空文庫
――それにしてもあの分で進んだならば党員共は百合子の幻像に怯かされて、やがてのことには何んな痴態をも演じかねぬと想像すると音田は、やがて彼女の結婚でもが発表される時の連中の姿を考へて見るのさへ薄気味悪かつた。
牧野信一 まぼろし 青空文庫
終に止みなんか、卿等の痴態
田山花袋 田舎教師 青空文庫
男女痴態の醜きを、やっつけたりしたのでござるからなあ。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
作例 · 標準
酔っぱらって見せた彼の痴態は、翌日語り草になった。
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そんな痴態を人前でさらすものではない。
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自分の痴態を反省し、二度と繰り返さないと誓った。
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