失態
しったい
名詞頻度ランク #22864 · 青空 179 例
標準
blunder
文例 · 用例
」と狸はほくほくして、「でも、あの鮒つてやつは、素早いもんでなあ、おれはあいつを捕へようとして、も少しで土左衞門になりかけた事があるけれども、」とつい自分の過去の失態を告白し、「お前に何かいい方法があるのかね。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
下手におていさいをつくろって、やせ我慢して愚図々々がんばって居るよりは、どうせ失態を見られたのだ、一刻も早く脱走するのが、かえって聡明でもあり、素直だとも思われた。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
それでも衣裳の整はないのがあっちゃ、こっちの失態ですしね、えゝ、どうもこんなこっちゃ困りますぜ。
— 宮沢賢治 『ポランの広場』 青空文庫
しかし格別の大失態というほどの事もなくて、後には教頭や舎監も勤めているのを見ると、そういう地位にでもどうにか適応するだけのものはやはり備えていたものと見える。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
ああ、このおどろくべき失態は一体どうしたと云うのだろう。
— The Portrate of Dorian Gray 『絵姿』 青空文庫
」と狸はほくほくして、「でも、あの鮒つてやつは、素早いもんでなあ、おれはあいつを捕へようとして、も少しで土左衛門になりかけた事があるけれども、」とつい自分の過去の失態を告白し、「お前に何かいい方法があるのかね。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
しかしその間は七八年間にもせよ、父のこの失態の悔は強かった。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
少年の頃の不名誉の傷は、皆の大笑いのうちに容易になおりますが、二十三歳の一個の男子の失態の傷は、なまぐさく、なかなか拭き取り難いものです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
作例 · 標準
大事な接待の場で酔い潰れてしまうとは、一生の不覚とも言える失態だ。
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彼は自らの失態を挽回しようと、翌日から誰よりも早く出社して働いた。
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「とんだ失態を演じてしまいました」と、司会者は顔を赤らめて謝罪した。
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