本分
ほんぶん
名詞頻度ランク #37450 · 青空 243 例
標準
one's duty
文例 · 用例
科学者にしてかくのごとき問題に容喙する者は、その本分を忘れて邪路に陥る者として非難さるる事あり。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
然し、中根は正しく軍人の、歩兵の本分を守つたものだ。
— 南部修太郎 『一兵卒と銃』 青空文庫
――一度開けると薪三本分損するの。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
最近に至って「言語」に対する自分の好奇心を急激な加速度で増長せしめるに至った経路はあるいは一部の読者に興味があるかもしれないし、また自分が本分を忘れて、他人の門戸をうかがうような不倫をあえてするに至った事の申し訳にもいくぶんはなるかもしれないから一つの懺悔話としてここにしるしてみよう。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
』と、此噂は早くも軍艦「日の出」の全體に傳つたが、誰れも其本分を忘れて「どれ、どんな男だ」などゝ、我等の側に飛んで來る樣な不規律な事は少しも無く。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
(と高笑いして)君たち、おい、いやしくも国のためには、妻子を刺殺して、戦争に出るというが、男児たるものの本分じゃ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
諸君は學生としての諸君の本分を……」先生は緩かに腰を降して、出席簿を讀み終ると、やがてかう口を開かれた。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫
「一體君等は學生の本分を何と心得てゐる、實に生意氣千萬な事だ。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫