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庸愚

ようぐ
形容動詞名詞
1
標準
mediocrity
文例 · 用例
紛々たる毀誉褒貶、庸愚の才が自讃の如きも、一犬の虚に吠ゆる処、万犬|亦実を伝へて、必しもピロンが所謂、前人未発の業と做す可らず。
―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 骨董羹 青空文庫
しかもこの新らしい随筆の作者は必しも庸愚の材ばかりではない。
芥川龍之介 野人生計事 青空文庫
* 書物を読み、絵画を見、音楽を聴き、人の話に耳を傾け……而もそれが如何に平凡なものであろうとも、一つの句、一つの色、一つの音、一つの声が、全体の凡庸愚劣卑俗から遊離し昇華して、私の心を打つ。
豊島与志雄 情意の干満 青空文庫
性来の庸愚、怯惰、――剣戟の音を聞いただけで唇が乾いて胸がドキドキするような男だから、血刀をひっさげて戦場を駈け廻るなぞということはもってのほかである。
尾崎士郎 本所松坂町 青空文庫
……そうして何がなしに一寸冷やかして見ようぐらいの考えで、私を電話口に呼び出してみたものらしい……。
夢野久作 鉄鎚 青空文庫
そこを、ようぐ考えで。
佐左木俊郎 黒い地帯 青空文庫
」「じゃ、もう一度ようぐ考えて。
佐左木俊郎 黒い地帯 青空文庫
それは螺鈿の文箱の中に、ごたごたと懷紙やら短册やら紙やらが一緒に亂雜に入つてゐるのを、別に疑ふといふやうな氣持もなしに、むしろあまり散ばつてゐるからそれを整理しようぐらゐの心持でその中をあれこれとそろへてゐたのであつた。
田山花袋 道綱の母 青空文庫
作例 · 標準
彼の作品は、良く言えば素朴だが、悪く言えば庸愚の域を出ない。
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自分の才能の庸愚さに気づき、彼は絵を描くのをやめた。
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多くの人が、自分の庸愚さを隠そうとするものだ。
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