手工業者
しゅこうぎょうしゃ
名詞
標準
handicraftsman
文例 · 用例
СССР全経済組織は迅速に社会主義化され、個人営業の手工業者(靴直し屋、裁縫師、理髪など生産手段を自分で持っている職人)までが、集団的生産組合にまとめられつつある。
— 宮本百合子 『モスクワの辻馬車』 青空文庫
カントが「商人あるいは手工業者の雇人、僕婢、日傭労働者、小作人及び総ての女子等、約言すれば他人より「食物及び保護」を受くる総ての人々を国民とは認めず、単に国家補助員と見做していた」というのは、その人格論に由来する正当な結論であろうと思います。
— 与謝野晶子 『平塚・山川・山田三女史に答う』 青空文庫
これらの階級層を大体、金利生活者、所謂勤人、手工業者乃至小売商人、筋肉労働者の四つに分けることができると思ふが、それらは、生活程度の差、生活様式の独自さ、職業的偏見、若干の利害対立、教養の相違、等々によつて自然、交渉の疎隔を来すのみならず、時には必要な協同行為をすら避ける傾向を生じてゐるのである。
— 岸田國士 『都市文化の危機』 青空文庫
「壇」の構造が、かくして芸術的ブローカーを中心とする未組織的集合であるとするならば、それは恰も、手工業者が、販売的ブローカーに対する如き関係を構成するに至る。
— 中井正一 『「壇」の解体』 青空文庫
それにしても、にせものつくりたちと提携して、数十名にうつわをつくらせて、歌だけを自分で書きこんでゆく蓮月尼は、どんな契約でそれをつづけたかはわからないが、注文によらない大量生産的商品生産者であって、ただの手工業者でない。
— 服部之総 『蓮月焼』 青空文庫
女流作家にしても、このわたしにしても、雑誌社の注文原稿を原稿紙にこつこつと書いてゆくありかたは、この民主主義的資本主義日本の昭代における立派な手工業者の範疇にぞくしているのだが、女流作家で風俗雑誌の経営者になったような人々は、天保年間の蓮月尼において立派な先輩を見出すわけである。
— 服部之総 『蓮月焼』 青空文庫
作業機なるこの機械部分は大体に於て手工業者又はマニュファクチュア労働者の使用した道具が新しい体系の下に再現したものである。
— 戸坂潤 『技術の哲学』 青空文庫
そこでは都市の住民――商人、手工業者、召使、家来などが結合して市民共同体をつくり、自治権を獲得した。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
作例 · 標準
上司の提案に、彼は静かに首肯した。
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