地元
じもと
名詞頻度ランク #1516 · 青空 235 例
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文例 · 用例
だが地元の織物組合は進歩した。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
それは全く、内地で懐手をしている資本家や地元の手先として使われているのだ。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
それは大阪の市が南へ南へ伸びて行こうとして十何年か前までは草深い田舎であった土地をどんどん住宅や学校、病院などの地帯にしてしまい、その間へはまた多くはそこの地元の百姓であった地主たちの建てた小さな長屋がたくさんできて、野原の名残りが年ごとにその影を消していきつつあるというふうの町なのであった。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫
地元曾根崎署の取締りを嘲笑するやうに、今日もまた検挙網のど真中で堂堂と煙草を売つてゐる一人の闇商人曰く―― 警察や専売局がいくら自由市場の煙草を取締つても無駄ですよ。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
私は、東京、大阪から来た生徒が、東北を田舎あつかいにして軽蔑する態度にも賛成できなかったが、しかし、それに対して東北の地元の生徒たちが陰険に何かしめし合せて卑屈な仕返しをしようとする傾向にも承服できないものがあった。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
殊に私自身が東北人の端くれであるから、そんな田舎者のひねこびた復讐心を見せつけられた時には、自己嫌悪みたいなものも加えられて、東京、大阪の生徒よりも一層つよく地元の生徒を憎みたい気が起って来るのである。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
地元の矢島も頗る面白からぬ人物だが、しかし、こんな言葉を使用する東京人の津田氏の心理もあんまり高潔とは言えない、どっちもどっちだ、と思い直してしまった。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
人夫は地元の者もあれば、隣村の者もあり、また遠くから来て小舎掛をして住んでいる者もあった。
— 田中貢太郎 『海神に祈る』 青空文庫
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