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他所

たしょ
名詞頻度ランク #21867 · 青空 725
1
標準
another place
文例 · 用例
ここでも、私は、はじめは氣味わるいほど音無しく、さうして、三つきめくらゐに、やつと馴れて、馴れたとたんに惡くなつて、仕事をなまけ、さうして他所へ行くだらう。
太宰治 九月十月十一月 青空文庫
」「それは分つてるけれど、併し他所の親は皆々お母さん程極端ぢやあない。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
落第や其の他の事情で土地の学校を出て他所に転校を余儀なくされた彼は、わざわざ、もう暑中休暇も終るといへば、また立つて行くのだ。
中原中也 分らないもの 青空文庫
「久し振りだつたなあ……、他所に行つてるとズルケられて好いだろ」 ポツカリ此の春までの同級生に出遇つた。
中原中也 分らないもの 青空文庫
彼等は皆、その中では真剣になつて人生と取組み合ひ全力を出しきつて文学と四つ角力をとつてるのに、詩や俳句を作る時は、乙に気取つた他所行きの風流気を出し、小手先の遊び芸として、綺麗事に戯むれてゐるといふ感じがする。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
とある雨の夜、父は他所の宴会に招かれて更けるまで帰らず、離れの十畳はしんとして鉄瓶のたぎる音のみ冴える。
寺田寅彦 やもり物語 青空文庫
養子に離れ、娘にも妻にも取り残されて、今は形影|相弔するばかりの主人は、他所目には一向悲しそうにも見えず、相変らず店の塵をはたいている。
寺田寅彦 やもり物語 青空文庫
嘉門次が一行の案内を務めるのは、言うまでもない、雨でグッショリ濡れた青草や、仆れている朽木からは、人の嗅覚をそそるような古い匂いがして、噎びそうだ、足が早いので、一丁も先になった嘉門次は、私を振り返って「他所の人足は使いづらくて困る」とブツブツ言いながら、赤石の河原に出た。
小島烏水 槍ヶ岳第三回登山 青空文庫
作例 · 標準
ここで騒ぐと迷惑だから、他所へ行って遊びなさい。
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都会の生活に疲れ、どこか他所の静かな場所で暮らしたいと思うことがある。
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他所の家の事情をあれこれ詮索するのは、あまり感心できることではない。
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2
標準
moving (to another place)
作例 · 標準
十年も住み慣れたこの土地を離れ、他所へ移るのは寂しいものだ。
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彼は仕事の都合で、定期的に他所へと拠点を移しながら生活している。
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災害の影響で、村の住民の多くがやむを得ず他所へと避難した。
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