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祖霊

それい
名詞
1
標準
ancestral spirit
文例 · 用例
卒然として此書のみを読めば、王に理ありて帝に理なく、帝に情無くして王に情あるが如く、祖霊も民意も、帝を去り王に就く可きを覚ゆ。
幸田露伴 運命 青空文庫
かかるところにあっては蛇の姿を嫌がるどころにあらず、諸邦でこれを家の祖霊、耕地の護神とせるは尤千万と悟った。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
だが村里の祖霊が、名古屋山三である訣もなし、又昔の英雄雅人でもないのに、其等が皆一括げに名も実も異なる他の高名な亡霊として、物々しい筋や、所作に演ぜられる主人公であると無理往生見たやうな風に、おしつけられたのである。
折口信夫 夏芝居 青空文庫
更に、男性の祖霊の形が椎根津彦であり、弟猾は祖霊の女性なるもの――兄猾との対照から男性と見て来てゐるのは誤りで、当然この伝への出来る訣があるのだ――として、一対のまれびとの形を見せてゐる。
――その基礎論―― 日本文学の発生 青空文庫
海の彼方なる大やまと――又は、あんがまあと言ふ国があると考へたのが変じて、其行事又は群行の名としたのらしい――から、祖霊の男女二体及び、其他故人になつた村人の亡霊の来る日を、盂蘭盆に習合したので、其又一つ前には、初春を意味する清明節に、常世人として来た事が考へられます。
折口信夫 翁の発生 青空文庫
祖霊を一体の長者の大主とし、眷属の霊を一行としたものです。
折口信夫 翁の発生 青空文庫
にらいの大主と浄化した地方に対して、此にいる宮城から来る者は、祖霊と神との間に置くべき姿をしてゐます。
折口信夫 翁の発生 青空文庫
祖霊の、異形身と畏怖の情とが、其まれびととの関係を忘れた世に残れば、単に、祝福と懲罰と授戒との為に来る巨人を、考へる様になる筈です。
折口信夫 翁の発生 青空文庫
作例 · 標準
先祖代々伝わる祖霊を祀るため、毎年お盆には家族が集まる。
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彼は静かに手を合わせ、亡き祖霊に祈りを捧げた。
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古い家には、祖霊を敬うための小さな祭壇が設けられていることが多い。
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2
標準
ancestor deified as a kami
作例 · 標準
神道の信仰において、祖霊は氏神として崇められることがある。
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この神社は、地域の祖霊を祀ることで知られている由緒ある場所だ。
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家系の祖霊を大切にすることは、日本の伝統的な価値観の一つである。
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