無二
むに
名詞-の形容詞名詞頻度ランク #29217 · 青空 720 例
標準
peerless
文例 · 用例
「でも予想してみてもつまらない」、で、私は遮二無二読み始めたが、殆んど頭には這入つて来なかつた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
手術は、いやなので無二膏といふ膏藥を患部に貼り、それだけでも心細いので、いま流行してゐるらしい、れいの「二筒のズルフオンアミド基」を有する高價の藥品を内服してみました。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
そのレールの上を、今、円筒形の、途方もなく大きい列車が、まるで星に向つて放たれたロケットのやうに、遮二無二走つて行くのでした。
— 中原中也 『夜汽車の食堂』 青空文庫
恩地氏は田中氏とは生前無二の親友であつたのみならず、その芸術上の信念を共にすることに於て田中氏とは唯一の知己であつたからである。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
文六「これッ何を申す」と言っても団九郎、 無二無三と斬って来る。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
兵卒は、誰れの手先に使われているか、何故こんな馬鹿馬鹿しいことをしなければならないか、そんなことは、思い出す余裕なしに遮二無二に、相手を突き殺したり殺されたりするのだ。
— 黒島傳治 『戦争について』 青空文庫
山は雲の中、僕は雲に登る積りで遮二無二登つた。
— 国木田独歩 『湯ヶ原より』 青空文庫
兵卒は無い力まで搾って遮二無二にロシア人をめがけて突撃した。
— 黒島伝治 『橇』 青空文庫
作例 · 標準
彼は私にとって、どんな悩みでも打ち明けられる代わりのきかない無二の親友だ。
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この世に二つと存在しない無二の至宝を目の当たりにして、言葉にできない感動を覚えた。
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彼の描く独創的な絵画は、誰にも真似することのできない無二の存在感を放っている。
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