放蕩家
ほうとうか
名詞
標準
debauchee
文例 · 用例
大野はもとから非常な飮酒家で放蕩家だ。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
すると彼は、もつと、これに類する退窟な話を持ち出して母の欠伸を誘つてやりたくなつて、「あの、マーク・アントニーといふローマの大将ですね、あの人は手に負へない贅沢な放蕩家だつたが、何かの行軍の時にですね、食糧が欠乏してバタバタと兵士が斃れた、ウン、その時、彼は、ですね、俺も腹が滅つたから、これを飲む!
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
是等の例は世に屡々見る所にして、勉強家漸次に変じて放蕩家となるが如き此類なり。
— 正岡子規 『読書弁』 青空文庫
昨日の放蕩家は変じて今日の勉強家となるも、其放蕩と勉強とは同時に許さるべからざるは勿論なり。
— 正岡子規 『読書弁』 青空文庫
その娘さんの片づいた先の旦那というのが放蕩家なのか交際家なのか知らないが、何でも新婚早々たびたび家を空けたり、夜遅く帰ったりして、その娘さんの心をさんざん苛めぬいたらしい。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
元来放蕩家を悪くいう人の大部分は放蕩をする資格のないものが多い。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
また放蕩家をもって自任する連中のうちにも、放蕩する資格のないものが多い。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
由来山陽は、部屋住み時代の放蕩家の通り者だもの、それ位なことはあるのが当然で、無ければ不思議といえる。
— 吉川英治 『梅※の杖』 青空文庫
作例 · 標準
彼の叔父は若い頃、有名な放蕩家として知られていた。
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放蕩家だった彼も、結婚を機にすっかり更生した。
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あんな放蕩家には、娘を嫁がせたくない。
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