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大衆小説

たいしゅうしょうせつ
名詞
1
標準
novel for the masses
文例 · 用例
気まま者の日記山中貞雄 ある日・1 近頃、大衆小説を読んであまりこころよく思わないことがある。
山中貞雄 気まま者の日記 青空文庫
これは余談になるが、新しい大衆小説から得る台詞の言葉より、古い講談本等に非常に味のある言葉が多い。
山中貞雄 気まま者の日記 青空文庫
ある大衆作家は「新婚ドライブ競争」というような題の小説を書くほどの神経の逞しさを持っていながら、座談会に出席すると、この頃の学生は朝に哲学書を読み、夕に低俗なる大衆小説を読んでいるのは、日本の文化のためになげかわしいというような口を利いて、小心翼々として文化の殉教者を気取るのである。
織田作之助 可能性の文学 青空文庫
こう云う名前は、映画や大衆小説の俄作りの英雄豪傑とは又別に、百世に伝えたいものである。
菊池寛 大阪夏之陣 青空文庫
佐々木味津三君の大衆小説に、その激論の情景から始まっているのがあったと記憶する。
菊池寛 真田幸村 青空文庫
近藤勇 新撰組隊長、近藤勇と云へば、剣劇、大衆小説に幾百回となく描き尽され、幕末物のヒーローであるが、その実質としては、暴力団の団長以上には評価されない。
池田屋襲撃 大衆維新史読本 青空文庫
なお、その老人に茶坊主の如く阿諛追従して、まったく左様でゴゼエマス、大衆小説みたいですね、と言っている卑しく痩せた俗物作家、これは論外。
太宰治 如是我聞 青空文庫
筋のよいといふことは、必らずしも凡ての小説にとつての必要条件ではないが、よく売れることを目的として書かれた大衆小説にとつては、これは本質的な条件である。
平林初之輔 商品としての近代小説 青空文庫
作例 · 標準
推理小説や恋愛小説は、大衆小説の代表的なジャンルだ。
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気分転換に、あまり深く考えずに読める大衆小説を手に取った。
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大衆小説は、純文学とは異なる読者層に支持されている。
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ウィキペディア

大衆小説(たいしゅうしょうせつ)、大衆文学(たいしゅうぶんがく)は、純文学に対して「芸術性」よりも通俗的で「娯楽性」に重きを置いている小説の総称で、時代物(現代物は通俗小説という)を指す。ただし、時代や論者によって、便宜上その語が意味するものが異なり、双方の区別なく「大衆文学」「大衆小説」と呼ばれることも多い。さらに今日では推理小説(探偵小説)やSF小説などを含めることも多く、その意味では「娯楽小説」「エンターテインメント小説」も同義語である。なお、純文学と大衆文学は必ずしも対極に位置するものと定義されているわけではなく、両立可能であるとする説もある。

出典: 大衆小説 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0