幻辞.com

元亀

げんき
名詞頻度ランク #34554 · 青空 90
1
標準
Genki era (1570.4.23-1573.7.28)
文例 · 用例
くりくり坊主の桃川如燕が張り扇で元亀天正の武将の勇姿をたたき出している間に、手ぬぐい浴衣に三尺帯の遊び人が肱枕で寝そべって、小さな桶形の容器の中から鮓をつまんでいたりした。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
いずれにしても、昔のかたき討は一種の暗殺か、あるいは吊合戦といったようなもので、それがいわゆる「かたき討」の形式となって現れて来たのは、元亀天正以後のことであるらしい。
岡本綺堂 かたき討雑感 青空文庫
元亀二年五月、南部高信と戦ひこれを斬り、天正六年七月二十七日、波岡城主北畠顕村を伐ち其領を併せ、尋で近傍の諸邑を略し、十三年には凡そ津軽を一統し、十五年豊臣秀吉に謁せんとして発途せしも、秋田城介安倍実季、道を遮り果さずして還る。
太宰治 津軽 青空文庫
それでも先々女房には化粧をさせたり、子供には可憐な衣服をさせたりして、親父殿も晩酌の一杯ぐらいは楽んでいられて、ドンドン、ジャンジャン、ソーレ敵軍が押寄せて来たぞ、酷い目にあわぬ中に早く逃げろ、なぞということは無いが、永禄、元亀、天正の頃は、とても今の者が想像出来るような生優しい世では無かった。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
これをケチな史家共は、太閤に其材能を忌まれたから、氏郷が自ら安んぜずして然様いう考を起したのであるというが、そんな蝨ッたかりの秀吉でもない氏郷でもない、九尺|梯子は九尺梯子で、後の太平の世に生れて女飯を食った史伝家輩は、元亀天正の丈高い人を見損う傾がある。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
将門は時代が遠く事実が詳しく知れぬから、元亀天正あたりの人のやうに細かい想像をつけることは叶はぬが、何様も李自成やなんぞのやうなものでは無い。
幸田露伴 平将門 青空文庫
僕は故郷の歴史をよく知らないが、かの元亀天正の時代には長曽我部氏がほとんど四国の大部分を占領していて、天正十三年、羽柴秀吉の四国攻めの当時には、長曽我部の老臣細川源左衛門尉というのが讃岐方面を踏みしたがえて、大いに上方勢を悩ましたと伝えられている。
岡本綺堂 こま犬 青空文庫
翁にしてもし、元亀天正の昔に生を稟けていたならば、たしかに天下を聳動していたであろう。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
作例 · 標準
元亀年間は、織田信長が各地の戦国大名と激しく争った時期にあたる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
歴史の教科書で、元亀の法難という言葉を習った記憶がある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
この寺の梵鐘には、元亀二年の銘が刻まれている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview