逃竄
とうざん
名詞
標準
act of fleeing into hiding
文例 · 用例
総代輩困却して逃竄し、その後召喚するも出頭せず。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
トスカは逃竄の貧士に食を与え、三千歳は無頼漢に恋愛の真情を捧げて悔いなかった。
— 永井荷風 『※東綺譚』 青空文庫
二箇処の雉子の声はだん/\に接近して、大抵は蹴合ひになり、且つ一方の逃竄を以て終るらしく、勝つたものが其分野を支配し、残れる雌雉をして次々にあの粗雑な巣を営ましめるのである。
— 柳田國男 『家を持つといふこと』 青空文庫
諸国に分布した逃竄説話の一つで、多くは陀羅尼の功徳により、耳だけ切り取られて助かったことになっているが、山の神や路の神その他怖ろしい神が盲人の目に見えぬに乗じて近々と現われ来り、歌曲を所望したという点はいずれも同じである。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
目をかけていたゞきとうざんす」 長範はゴリラの熊蔵と将棋をさしていた。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
作例 · 標準
革命軍は敗走し、多くの兵士が敵地に逃竄した。
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容疑者は警察の追跡をかわし、山中に逃竄したと見られている。
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歴史書には、戦乱の中で民衆が各地に逃竄した様子が記されている。
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