版籍
はんせき
名詞
標準
(registry of) land and people
文例 · 用例
僑姓僑民は當初こそ故土を思慕して、南土の版籍に列することを拒んだけれど、五十年の歳月は次第に彼等を南化せしめた。
— 桑原隲蔵 『晉室の南渡と南方の開發』 青空文庫
間もなくいはゆる庚戌の制が布かれて、南土に僑寓して居る者は、一切その所在の版籍に登録され、課役に服することとなつた。
— 桑原隲蔵 『晉室の南渡と南方の開發』 青空文庫
この明治二年に諸藩一同は版籍の奉還という事になって、旧藩主は改めて知事を命ぜられ、執政参政等を大少参事としてなお正権の等差があった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
之は最近の明治維新の版籍奉還と同じ意味を含んで居るものと謂つてよろしいのである。
— 内藤湖南 『聖徳太子』 青空文庫
その勢いは、一方に版籍奉還奏請の声となり、一方には神仏|混淆禁止の叫びにまで広がった。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
七 六月にはいって、半蔵は尾州家の早い版籍奉還を聞きつけた。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
徳川三位中将今般版籍奉還の儀につき、深く時勢を察せられ、広く公議を採らせられ、政令帰一の思し召しをもって、言上の通り聞こし召され候事。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
さきに版籍奉還を奏請した西南の諸侯はあっても、まだそれが実顕の運びにも至らないうちに、尾州家が率先してこのことを行ない、名を譲って実をあげようとするは、いわれのないことでもない。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
明治維新の際、版籍奉還が行われ、土地と人民の所有権が朝廷に返上された。
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古文書には、当時の版籍に関する詳細な記録が残されている。
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版籍の管理は、中央集権体制を確立する上で重要な要素だった。
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