秋風
あきかぜ異読 しゅうふう
名詞頻度ランク #38322 · 青空 1101 例
標準
autumn breeze
文例 · 用例
新聞も読まず、これといつての読書もせず、秋風のやうな気持になつてゐる此の頃であつてみれば、その、女の葉書といふは一大事件であつた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
あのビルヂングの林立する新宿の町々に、かうした多くの人物が生棲してゐることを考へ、都會の隅々に吹きめぐる秋風の蕭條といふ響を聞いた。
— 萩原朔太郎 『悲しい新宿』 青空文庫
小川の直ぐ向ふの笹籔が、サワサワと秋風に吹かれて音立てゝゐた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
秋の部門を出て故人に逢ひぬ秋の暮 秋風|落寞、門を出れば我れもまた落葉の如く、風に吹かれる人生の漂泊者に過ぎない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
秋風や干魚かけたる浜庇 海岸の貧しい漁村。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
家々の軒には干魚がかけて乾してあり、薄ら日和の日を、秋風が寂しく吹いているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
秋風や酒肆に詩うたふ漁者樵者 街道筋の居酒屋などに見る、場末風景の侘しげな秋思である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
例えばこの句の場合で、「酒屋」とか「謡」とかいう言葉を使えば、句の情趣が現実的の写生になって、句のモチーヴである秋風落寞の強い詩的感銘が弱って来る。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
法律による保護が市民を守る。
政治的な決定は社会に大きな影響を及ぼす。
民主的なプロセスが尊重される。
法規制により秩序が保たれている。