分霊
ぶんれい
名詞
標準
division of a shrine's tutelary deity, in order to share it with another shrine
文例 · 用例
即、其に御分霊がのりうつゝておいでになる。
— 折口信夫 『春日若宮御祭の研究』 青空文庫
だから、松を迎へる事は、分霊を迎へる事で、松は即、その霊ののりものだつたのです。
— 折口信夫 『門松のはなし』 青空文庫
繭玉系統の作り枝が社寺から出されるのは、依代に宿つた分霊を持ち帰つて祀る意味で、此点に於て削り掛け・ほいたけ棒・粟穂・稲穂・にはとこ・幸木なども皆同種のもので、延いては酉の市の熊手も、御服の餅花から菖蒲団子と反対に向いて、大きくなつたものと思はれる。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
或は、海の神の分霊が、水のある処に居るものとして、無数の河童を考へたのかも知れない。
— 折口信夫 『河童の話』 青空文庫
処が、此はやすには、分霊を殖し、分裂させる義があるのだ。
— 折口信夫 『万葉集研究』 青空文庫
山の木を神事の為に伐る時に、自分霊を持つものとして、かう言うたのである。
— 折口信夫 『万葉集研究』 青空文庫
此二魂斎祀の風と、御子神信仰とが、社の神に分霊を考へる習慣を作る主力となつたものと思ふ。
— 魂と姿との関係 『小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)』 青空文庫
大和猿楽其他の村々から、京の檀那衆なる寺社・貴族・武家に、この分霊木を搬んで来る曳き物の行列の器・声楽や、其を廻つての行進舞踊は勿論、檀那家の屋敷に立てゝの神事までをも込めて、はやす・はやしと称する様になつたのだと、言ふ事が出来ると思ひます。
— 折口信夫 『翁の発生』 青空文庫
作例 · 標準
氏子たちの強い要望により、総本社から地元の神社に御祭神の分霊をお迎えすることになった。
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全国の稲荷神社は、京都の伏見稲荷大社から分霊を勧請して創建されたものが多いです。
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新しく建てられた工場の敷地内に、安全を祈願して小さな祠を設け、分霊を祀りました。
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ウィキペディア
分霊(ぶんれい、わけみたま)とは、神道・道教の用語で、本社の祭神を他所で祀る際、その神の神霊を分けたものを指す。
出典: 分霊 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0