高粱
こうりょう異読 こうりゃん・カオリャン・コーリャン
名詞
標準
kaoliang
文例 · 用例
そこに、自然主義者としての花袋の面目もある訳だが、それだけに、戦場の戦闘開始前に於ける兵士や部隊の動きや、満洲の高粱のある曠野が、空想でない、しっかりした真実味に富んだ線の太い筆で描かれていながら、一つの戦地の断片に終って、全体としての戦争は浮びあがらない。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
貧民窟の掘立小屋の高粱稈の風よけのかげでは、用便をする子供が、孟子も幼年時代には、かくしたであろうと思われるようなしゃがみ方をして、出た糞を細い棒切でいじくっていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
幹太郎は工人等が、黒い饅頭か、高粱粉をベッタラ焼きのようにした※餅のかけらを噛って、湯をのむだけで、よくも一日十五時間の労働に消費される熱量を補給し得るものだと考えた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」 マッチ工場の寄宿舎から、工人を他の一棟へ追いやって、そこの高粱稈のアンペラに毛布を拡げ、背嚢か、携帯天幕の巻いたやつを枕にして、横たわった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
高粱稈のアンペラが破れかけていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
二十日間も風呂に這入らない兵士達が、高粱稈のアンペラの上に毛布を拡げ、そこで雑魚寝をした。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
緩慢な丘陵や、沼地や、高粱の切株が残っている畠があった。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
屋根は、屋根裏に、高粱稈を渡し、その上に、土を薄く、まんべんなく載せてあった。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
作例 · 標準
高粱を原料とした中国の蒸留酒は、特に香りが豊かだ。
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農地では、飼料作物として高粱が広く栽培されている。
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高粱の穂は、秋の収穫期には美しい赤色に染まる。
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