戦災孤児
せんさいこじ
名詞
標準
war orphan
文例 · 用例
戦時中婦人を駆りたてて戦力の一部としたすべての婦人団体は、最もその責任を明らかにしなければならない今、尨大な数に達する婦人の離職者、寡婦、戦災孤児などの不幸な生存の危機を救う、どんな誠意も実力も喪っております。
— 宮本百合子 『婦人民主クラブ趣意書』 青空文庫
学齢にくらべて、だいぶ進級が遅れているようですが」「あの子供は、終戦の年の十月に、戦災孤児といっしょにハワイに移されて、ホノルルの有志の後援で、八年制のグレード・スクール……日本の小学校にあたる学校に六年いて、今年、二十七年の春、学院の中学部に転入してきました。
— 久生十蘭 『母子像』 青空文庫
このごろは戦災孤児の取り締まりもなかなかやかましくなってな、見つけ次第収容所へ送致することになっとるんじゃ。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
母のない子、父のない子、父も母もない子、着のみ着のままの戦災孤児よ、どの子もどの子も人形を欲しがっているだろうに……。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
肥前「やーれ、月の出しをと、こら約束したが月は山陰、主あどこにやれ、チートコ、パートコ」二、三人さきに、ペタンコになって寝ているマキと言う十六七の戦災孤児の女の子が、ムックリ顔を向けて、マキ やかましいなあ、肥前の小父さん、歌というとそれしきや知らないの?
— 三好十郎 『破れわらじ』 青空文庫
作例 · 標準
戦災孤児となった子供たちは、厳しい状況下で生活していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
政府は、戦災孤児の保護と育成のための施設を設立した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「あの子は、戦災孤児だったと聞いています。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア
戦災孤児(せんさいこじ)とは、戦争の結果、保護者を失った子供(孤児)を指す言葉である。日本では第二次世界大戦においてアメリカ軍による本土への空襲や広島・長崎への原子爆弾投下により、多くの子どもたちが家族を失い、孤児となった。戦後、特にそれらの「戦災」による孤児を指す言葉として使用されるようになった。
出典: 戦災孤児 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0