怒らせる
おこらせる異読 いからせる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to make (someone) angry
文例 · 用例
「何だと、……S子今何か言つたな……おまへは此の男に、妙な所で肩を持つ……」「そんなに怒らせるやうなことを言やあしないわ……」「ふん、よし……そんなら好いがな……」 従兄はS子の方に不満を向けた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
アラビアでは「ひどく怒らせる」が 〔gha_za〕 である。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
なぜならば僕のすべての言語や追憶は、今の君を怒らせることを知つてるからだ。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
それが却って葛飾を一層怒らせることになって、挙句の果に葛飾は、ヒステリイを起してまるで頑是ない子供のようにむしゃぶりつく美代子を振りもぎって戸外へ飛び出して行った。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
こんなことをすれば、ほかのものたちを怒らせることはわかりきっていたのですが、おなかの中で、『きょう、ぼくがあのひとを飾ってあげれば、あしたは、あのひとがぼくを飾ってくれるだろう』と、こんなふうに、ほうきは考えたのです。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『空とぶトランク』 青空文庫
けれども、何しろ、強く、きびしく、こわいもの、とばかり思ってこれまで生きて来たのですが、しかし、堀木にそう言われて、ふと、「世間というのは、君じゃないか」 という言葉が、舌の先まで出かかって、堀木を怒らせるのがイヤで、ひっこめました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
さうでもなければ、何者の表象が怒らせるのか?
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
きっとまた、へまな不作法などを演じて、兄たちを怒らせるのではあるまいかという卑屈な不安で一ぱいだった。
— 太宰治 『故郷』 青空文庫
標準
to square (one's shoulders)