くすみ
くすみ
名詞名詞-の形容詞
標準
dullness (esp. of the skin)
文例 · 用例
辞書『言海』の「しぶし」の条下に「くすみていきなり」と説明してあるが、渋味が「いき」の様態化であることを認めているわけである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
空が青くすみわたり、どんぐりはぴかぴかしてじつにきれいでした。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
けれども、心の中では、みんながあんまりうぬぼれが強く、自分のことばかりを考え、自分のことばかりをじまんしていて、おとなしくすみっこに立って、つばをはきかけられているもののことなどは、ちっとも考えてくれないのを、ふんがいしていました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『眠りの精』 青空文庫
建築当初は武蔵野の田畑の青味に対照して、けばけばしく見え、それが却ってこの棲家を孤独な淋しい普請のようにも見させたが、武蔵野の土から生えた蔦が次第にくすみ行く赤煉瓦の壁を取り巻き、平地の草の色をこの棲家の上にも配色すると、大地に根を下ろした大巌のように一種の威容を見せて来た。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
でも、まわりの山や雲が、むかしの画にあるような、それはうつくしいみどり色の調子をたたえて、いかにもあかるくすみとおって――まあなんでも、じぶんでいってみることで、書いたものをよむだけではわかりません。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
京子の顔は、パッと赤くなったが、それがみるみるうちにうすれると、今度は逆に白く白くすみわたって、恐ろしい殺気が、二つの眸から、ほとばしった。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
それで御婚礼の式もとどこおりなくすみました。
— 鈴木三重吉 『ぶくぶく長々火の目小僧』 青空文庫
もう澤山です、どうかこれより以上の何事もなくすみますやうに!
— ――ある妻の手紙―― 『道』 青空文庫
作例 · 標準
睡眠不足が続いたせいか、肌にくすみが目立つようになってきた。
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化粧水で肌のくすみをケアし、透明感を取り戻したい。
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長年使った金属製品は、表面にくすみが浮き出ていた。
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