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秋の扇

あきのおうぎ
表現
1
標準
woman who has lost a man's affection or interest (as does a fan when summer turns to autumn)
文例 · 用例
思詰めると、このまゝ此身は秋の扇と捨てられて了ふのではないかといふやうにすら思はれた。
田山花袋 道綱の母 青空文庫
しかし世間では窕子の時にも目を※るやうにしてその噂をして、中にはそれをあさましいと言つてわるい方に言つたものもあるにはあつたが、大抵は大臣になる人の寵になつたのを果報に羨ましく思つたものが多かつたので、忽ちにして秋の扇と捨てられた形を世間でも由々しいものにして噂は噂を生むのであつた。
田山花袋 道綱の母 青空文庫
いくら深く思はれてゐるやうに見えてゐても、女子はすぐ秋の扇と捨てられて了ふのだからねえ!
田山花袋 道綱の母 青空文庫
がその上命と頼む人に、秋の扇と捨てられたその時にはもう全くの癈人じゃ。
三上於兎吉 艶容万年若衆 青空文庫
……陣十郎……」「あの夜澄江様を誘拐し、しかも妾という人間を、下谷の料亭常磐などに待たせ……さて首尾よく澄江様を、連れ出すことが出来ましたら、妾を秋の扇と捨て、澄江様を妾の代わりに……」「何の彼如き鬼畜の痴者に、妹を、妹を渡してなろうか?
国枝史郎 剣侠 青空文庫
そのとき、また逢うまでの思い草に舞扇を預ったが、それこそ秋の扇となりはてて、その後は風の便りもない。
久生十蘭 鈴木主水 青空文庫
一夜明けて忽ち秋の扇かなよく見たる秋の扇のまづしき絵庭石に蚊遣置かしめ端居かなつくばひに廻り燈籠の灯影かな九月九日 水竹居招宴。
高浜虚子 五百五十句 青空文庫
ところが妙なことで思い出しますが、戦国時代の一人の女のひとが「秋の扇とすてられたらば」という意味の「怨歌行」という詩に、新しい斉の※素(真白い練絹)の鮮潔霜雪のようなものを裁って合歓の扇となす。
一九四一年(昭和十六年) 獄中への手紙 青空文庫
作例 · 標準
彼女は秋の扇のように、彼の関心を失ってしまった。
Illusions AI · claude-haiku-4-5-20251001
古典では、秋の扇という言葉が女性の心情を表している。
Illusions AI · claude-haiku-4-5-20251001
まるで秋の扇のようなその状況が、彼女を深く傷つけた。
Illusions AI · claude-haiku-4-5-20251001