五十三次
ごじゅうさんつぎ
名詞
標準
fifty-three stations on the Tōkaidō (Edo-Kyoto highway in Edo-period Japan)
文例 · 用例
何も急く旅でもなしいっそ人力で五十三次も面白かろうと、トウトウそれと極ってからかれこれ一月の果を車の上、両親の膝の上にかわるがわる載せられて面白いやら可笑しいやらの旅をした事がある。
— 寺田寅彦 『車』 青空文庫
そのころは既に広重の出世作、『東海道五十三次』(保永堂板)は完成され、葛飾北斎の『富嶽三十六景』が、絵草紙屋の店頭に人目を驚かしていたのであるが、その地図にある定火消屋敷で、広重が生れ、西の丸のお膝下で、名城と名山の感化を受けていたのだと思うと、晩年に富士三十六景の集作があったのも、偶然でない。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
おりから映し出された映画は「三万両五十三次」とか題する時代劇であった。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
私の幼時に愛した木版の東海道五十三次道中|双六では、ここが振りだしになっていて、幾人ものやっこのそれぞれ長い槍を持ってこの橋のうえを歩いている画が、のどかにかかれてあった。
— 太宰治 『葉』 青空文庫
たとえば歌麿の美人一代五十三次の「とつか」では、二人の女の髷の頂上の丸んだ線は、二人の襟と二つの団扇に反響して顕著なリズムを形成している。
— 寺田寅彦 『浮世絵の曲線』 青空文庫
東海道は五十三次、この雲助が居ねえじゃ、絵にも双六にもなるんじゃねえ。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
」といふ、某邸の代理に夜番に出て、ゐねむりをしい/\、むかし道中をしたといふ東海道の里程を、大津からはじめて、幾里何町と五十三次、徒歩で饒舌る。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
続き、上下におよそ三四十枚、極彩色の絵看板、雲には銀砂子、襖に黄金箔、引手に朱の総を提げるまで手を籠めた……芝居がかりの五十三次。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
作例 · 標準
歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」は世界的に有名だ。
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昔の旅人は、五十三次を歩いて京を目指した。
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五十三次の宿場町には、それぞれ独自の歴史がある。
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