強震
きょうしん
名詞
標準
severe earthquake
文例 · 用例
三島辺まで来ても一向どこにも強震などあったらしい様子は見えない。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
この岸壁も、よく見ると、ありふれた程度の強震でこの通りに毀れなければならないような風の設計にはじめから出来ているように見える。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
そうして、この珍しい強震の振動の経過を出来るだけ精しく観察しようと思って骨を折っていた。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
破壊がただ一回に終らず、数回の段階的変化によるとすれば、これらの推移中に歪みの変化は複雑に起り、場合によりては毎回地震の強度は微弱なる事もあるべく、また時にはその中に強震を生ずる事もあるべし。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
次に「今後五十年内に日本南海岸のうち一部分に強震あるべし」という事がよほど確実なりと仮定せよ。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
強震大震の多い我邦の如き国に於てこそ地震学は発達すべきである。
— 幸田露伴 『震は亨る』 青空文庫
ただ漠然と、上記三つの大地震の年代差から考えて、今後数十年ないし百年の間に起こりはしないかと考えられる強震が実際起こるとすれば、その前後に何事かありはしないかという暗示を次の代の人々に残すだけの事である。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
四辺の家々より起こる叫び声、泣き声、遠かたに響く騒然たる物音、げにまれなる強震なり。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫