親不孝
おやふこう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞形容動詞
標準
lack of filial piety
文例 · 用例
この親不孝者どもが!
— 太宰治 『返事』 青空文庫
」 「石松の奴が今に帰るかと思って……」 「そうかい……妾もね、あんな親不孝な伜だけれど、今夜の様に何時までも帰りが遅いと、つい心配になってね」 「おばさん、まあお這入ンなさいよ」 「有難う。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
第一色氣があつて世を憚らず、親不孝を顧みざる輩は、男女で相乘をしたものである。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
これ、姦通にも事情はある、親不孝でも理窟を云う。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
これが親不孝のはじめ。
— 太宰治 『花火』 青空文庫
「姉さん、僕は親不孝だろうか。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
柳吉の命が助かったことだけがせめてもの慰めだったが、しかし、親不孝者だという気持は矢張りチクチク胸を刺して来た。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
どうかして切り抜けたい、独になりたい、そればつかりに俺は思はず血で血を洗ふやうな残虐な暴君にもなつた、罪人にもなつた、親不孝者にもなつた。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫