立てこもり
たてこもり
名詞
標準
shutting oneself in (one's room, etc.)
文例 · 用例
一八九〇年代のフランス文学の潮流は、一方に象徴派が隠遁超脱の城に立てこもり、一方には自然主義者たちが、象徴派の人々の神経病を嗤っているという時代であった。
— 宮本百合子 『ジイドとそのソヴェト旅行記』 青空文庫
そして、一九二四年代に、プロレタリア作家たちが、「工場的抽象的ロマンチシズム」に立てこもり、現実から離れた不自然な楽観主義で、所謂「木造の赤い聖画」(空虚な宣伝文学)制作に満足しているべきでないこと、過去の文学の伝統に対する清算主義を批判したこと等においてウォロンスキーは誤っていなかった。
— 宮本百合子 『ソヴェト文壇の現状』 青空文庫
連合赤軍による事件が浅間山荘への立てこもりから内部でのリンチによる殺人へと大きくその相を変えた時期、タケシは合格の報せを受けた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
そのとき、タクマールといふ勇敢な娘が、僅か十八歳の身で、その年下の弟や妹たちを助けて、この塔に立てこもり、最後まで敵と戦つて、とう/\切り死にしました。
— 宮原晃一郎 『ラマ塔の秘密』 青空文庫
洗面も食事も済むと、神尾は書斎へ立てこもりました。
— 白雲の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
市川三左衛門をはじめ諸生党の領袖が国政を左右する時を迎えて見ると、天狗連の一派は筑波山の方に立てこもり、田丸稲右衛門を主将に推し、亡き御隠居の御霊代を奉じて、尊攘の志を致そうとしていた。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
泣き男の詭計を用いたのも、糞尿の計を用いたのも、わずか百五十人の寡兵をもって金剛山に立てこもり、北条二十万の大軍を堂々として破ったのも、この書がお手にあったればこそだ。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
三十人近くのお客さんが、店に一杯立てこもり、盛んに話しながら飲み食いしている。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
作例 · 標準
犯人がビルに「立てこもり」、警察が交渉を続けている。
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引きこもり問題は、社会全体で取り組むべき「立てこもり」の根源を探る必要がある。
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彼は、自分の部屋に「立てこもり」、外部との接触を断った。
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標準
barricading oneself in (a fort, etc.) while being besieged
作例 · 標準
敵の攻撃から身を守るため、城壁内に「立てこもり」、防御を固めた。
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少数派の抵抗勢力が、占拠した建物に「立てこもり」、徹底抗戦した。
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籠城戦では、食料や水を確保しながら「立てこもり」を続ける。
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