上一
かみいち
名詞
標準
conjugation (inflection, declension) of ichidan verbs ending in "iru"
文例 · 用例
欄下の溜池に海蟹の鋏動かす様がおかしくて見ておれば人を呼ぶ汽笛の声に何となく心|急き立ちて端艇出させ、道中はことさら気を付けてと父上一句、さらば御無事でと子供等の声々、後に聞いて梯子駆け上れば艫に水白く泡立ってあたりの景色廻り舞台のようにくる/\と廻ってハンケチ帽子をふる見送りの人々。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
だが、世上一般の実状はその反対を強ている。
— ――歪んだポーズ 『時代色』 青空文庫
世上一般の実状が人々に強いるものはリアリズムである。
— ――歪んだポーズ 『時代色』 青空文庫
お松も家を出て来る時には、一晩泊るつもりで来たものの、来て見ての様子で見ると、此の上一晩泊ったら、愈別れにくくなると気づいて、おそくも帰ろうとしたのだが、自分が少しもお松を離れないので、帰るしおが無かった。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
それから上一段活用には「キ、ヒ、ミ」の仮名があります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
奈良朝においてハ行上一段活用の動詞としては「乾る」「嚏る」の二語だけでありますが、それが活用した確かな例は、未然・連用の二つの活用形だけで、それにはどちらも「ヒ」の乙類の仮名が用いてあるのであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
以上のように考えて来ると、上一段にハ行の活用があったという証拠は全くなくなります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
ハ行上一段がなかったとすれば、上一段の動詞においても、一つの仮名に二類の別のあるものは、すべて甲の類を用いるということが言えるのであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
日本語の動詞には、五段活用や上一段活用など、様々な活用形がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この動詞は上一だから、未然形は「い」になるんだよね?
幻辭AI · gemini-2.5-flash
言語学の授業で、古典語の上一動詞について学んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash